リクガメは外飼いできる?屋外飼育をするための冬と夏の対策も紹介!

リクガメは外飼いできる?屋外飼育をするための冬と夏の対策も紹介!

リクガメは、飼育者にとって非常に魅力的なペットです。

しかし、その飼育環境について悩む方も多いでしょう。

特に屋外飼育が可能かどうか、冬や夏の気候にどのように対応すればよいかは重要な問題です。

この記事では、リクガメを屋外で飼育する際の注意点や具体的な対策について詳しく解説します。

この記事を読むことで、以下のことが理解できます。

  • リクガメの屋外飼育に適した環境
  • 冬や夏の季節ごとの飼育方法
  • 放し飼いにおけるサルモネラ菌への注意
  • 主要なリクガメ種ごとの飼育ポイント
目次

リクガメ 屋外飼育に必要な小屋と囲い

リクガメを屋外で飼う際、まず最も大切なのは安全な小屋や囲いの設置です。

外敵や脱走のリスクを防ぐためには、強固な囲いが必要となります。

特に、リクガメは甲羅を利用して隙間をこじ開けたり、穴を掘ることが得意です。

そのため、以下のポイントを押さえた囲いを作りましょう。

  • 高さが50cm以上の囲い:リクガメがよじ登って脱走しないよう、十分な高さを確保します。
  • 地下1m程度の囲い:穴掘りの習性を考慮し、地中にもしっかりと囲いを作ることが必要です。
  • 小屋の設置:雨風を避け、寒暖差に対応できる小屋を作り、特に冬には断熱材を使用するなどの工夫を施しましょう。

屋外飼育における注意点

  • 外敵からの保護:カラスや猫、犬などの外敵から守るため、囲いにはネットをかけるのがおすすめです。
  • 温度管理:リクガメは外気温に敏感ですので、日陰や日向を確保できる場所を設置し、体温調節ができる環境を整えてください。

リクガメ 冬の飼育と冬眠の方法

リクガメの冬の飼育には冬眠が一つの選択肢となりますが、すべてのリクガメが冬眠を必要とするわけではありません。

特に、冬眠を行うリクガメと行わないリクガメでは飼育方法が異なるため、種に応じた対策が必要です。

冬眠を行うリクガメ

ロシアリクガメなどの冬眠を行う種は、適切な環境があれば冬眠が可能です。

ただし、冬眠はリスクも伴うため、以下の準備をしっかり行いましょう。

  • 温度管理:冬眠中は気温が10℃以下、5℃以上に保つことが重要です。室外の場合、屋根付きの小屋や、地面に深く掘った冬眠穴を提供しましょう。
  • 湿度管理:冬眠中は乾燥を防ぐため、床材として湿らせたピートモスやココナッツファイバーを使用します。
  • 体力管理:冬眠前にはしっかりと栄養を蓄えさせ、健康な状態で冬眠に入れるようにします。

冬眠をしないリクガメ

一方、ケヅメリクガメのような冬眠を必要としないリクガメは、冬でも活発に活動します。

この場合、屋外での飼育は難しいため、加温設備の整った屋内環境に移動させる必要があります。

リクガメ外飼いにおける夏の対策

リクガメは夏の高温にも注意が必要です。

日本の夏は非常に暑いため、放置すると熱中症になるリスクがあります。

以下の対策を講じましょう。

  • 日陰の確保:屋外飼育では、直射日光が当たらない日陰を作ることが重要です。木陰やシェードを利用し、体温が上がりすぎないようにします。
  • 水場の設置:水浴びができるスペースを用意し、リクガメが体温を下げられる環境を提供しましょう。
  • 風通しの良い環境:蒸し暑さを避けるために、風が通るような設計の囲いを選びましょう。

リクガメ 放し飼いにおけるサルモネラ菌のリスク

リクガメを放し飼いにする場合、特に気をつけなければならないのがサルモネラ菌です。

リクガメなどの爬虫類はサルモネラ菌の保有率が高く、適切な管理を怠ると、人間にも感染する危険があります。

放し飼いの際の注意点

  • 衛生管理:リクガメが触れる場所はこまめに掃除をし、消毒を徹底しましょう。
  • 手洗いの徹底:リクガメを触った後や、リクガメが歩いた床を掃除した後は、必ず石鹸で手を洗いましょう。
  • ペットと子どもの接触に注意:小さなお子さんや免疫力の弱い方がいる家庭では、リクガメと直接触れ合う機会を減らすか、厳密な衛生管理を行いましょう。

リクガメ 外飼いに適した土の選び方

屋外飼育をする際、リクガメが過ごすの選定も重要です。

リクガメは穴掘りを好み、地面を掘って涼むことがあるため、自然な土環境を提供することが望ましいです。

  • 自然の土を使用:農薬や化学薬品が含まれていない自然の土を選びましょう。化学成分はリクガメにとって有害です。
  • 砂やココナッツファイバーの併用:土に砂やココナッツファイバーを混ぜて、掘りやすく、体温調整がしやすい環境を整えます。

ケヅメリクガメ 屋外飼育のポイント

ケヅメリクガメは非常に大型になる種類で、成長すると甲長が60cm以上にもなります。

屋外飼育を行う場合には、十分なスペースを確保し、さらに以下の点に気をつけましょう。

  • 広いスペースの確保:ケヅメリクガメは運動量が多く、大きなスペースが必要です。少なくとも6畳以上の広さが理想的です。
  • 強固な囲い:力が強く、囲いを壊してしまうことがあるため、頑丈な囲いを作りましょう。
  • 排泄物の処理:排泄物が多いため、清掃をこまめに行い、清潔な環境を保つことが大切です。

ヘルマンリクガメ 屋外飼育のポイント

ヘルマンリクガメは比較的小型で、飼育が比較的容易です。

日本の気候にも比較的適応しやすいため、屋外飼育にも向いていますが、以下の点に注意が必要です。

  • 冬の対策:冬眠するリクガメのため、冬には寒さ対策が必要です。地下に深く掘った小屋を用意するか、冬眠用のボックスを使用しましょう。
  • 夏の対策:夏の直射日光を避けるため、日陰を作ることが大切です。

ロシアリクガメ 屋外飼育のポイント

ロシアリクガメは寒さに強く、冬眠もできるため、屋外での飼育に非常に向いています。

以下のポイントを押さえて飼育しましょう。

  • 冬眠の準備:ロシアリクガメは冬眠をするため、冬眠前には体力を蓄えさせ、冬眠中は10℃以下に保つ必要があります。
  • 夏のケア:暑さには弱いため、夏にはしっかりとした日陰と水場を設置しましょう。

まとめ

  • リクガメの屋外飼育には、しっかりとした囲いや小屋が必要
  • 冬眠する種類としない種類では、冬の対応が異なる
  • 夏には熱中症に注意し、日陰や水場を提供する
  • サルモネラ菌に注意し、放し飼いの場合は衛生管理を徹底する

リクガメの屋外飼育は、適切な環境を整えれば可能です。

季節ごとの対策をしっかり行い、安全で快適な環境を提供しましょう。

ヤリョ
爬虫類・両生類が大好き!
グリーンイグアナ・ウォータードラゴン・サバンナモニター・フトアゴヒゲトカゲ・ギリシャリクガメ・クランウェルツノガエルなどを飼育しています。
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