エリマキトカゲの生息地はどこ?毒性があるって本当?驚きの生態について解説!

エリマキトカゲの生息地はどこ?毒性があるって本当?驚きの生態について解説!

テレビ番組で人気となり、日本でも広く知られるようになった「エリマキトカゲ」。

その特徴的な「えりまき」を広げて2足で走る姿は多くの人の記憶に残っていますが、彼らはどんな場所で暮らし、どんな生態を持つのでしょうか?

今回はエリマキトカゲの基本情報から、毒性、走る理由、飼育のポイントまで詳しく紹介します。

この記事で分かること:

  • エリマキトカゲの生息地と野生での暮らし
  • 「襟」は何のためにある?広げる理由と使い道
  • 毒はあるのか?天敵との関係
  • エリマキトカゲの特徴・行動・寿命について
  • 日本で飼育できる?飼育方法と注意点
目次

エリマキトカゲの生息地と分布

エリマキトカゲ(Chlamydosaurus kingii)は、オーストラリア北部とニューギニア南部に生息しています。

主に乾燥したサバンナや森林にある疎林地帯に棲んでおり、樹上生活を好みます。

一日のほとんどを木の上で過ごし、危険を感じたときや食べ物を探すときだけ地面に降りて活動します。

エリマキトカゲに毒はあるの?

多くの人が気になる「エリマキトカゲに毒があるのか?」という疑問ですが、エリマキトカゲには毒はありません

毒や強力な攻撃手段を持っていないため、代わりに威嚇や逃走によって身を守る戦略をとっています。

エリマキを広げる理由とその意味

名前の由来にもなっている特徴的な「えりまき」は、威嚇・縄張り争い・求愛・体温調整などに使われます。

  • 外敵に襲われたとき → えりまきを広げて大きく見せて威嚇
  • オス同士の争い → 縄張りの主張やライバル排除
  • 繁殖期 → メスにアピール
  • 日中 → 日差しを浴びて体温調整や遮光に利用

首の周囲にある舌骨によって、えりまきはパラソル状に瞬時に展開できるようになっています。

走る姿と「走ると死ぬ」という噂の真相

エリマキトカゲは、外敵に襲われると立ち上がって後ろ足だけで走る独特な逃走方法を見せます。この姿が有名になったことで「走ると死ぬ」という都市伝説も広まりましたが、まったくの誤解です

実際には走ることで危機を回避するため、命を守る行動の一つなのです。

エリマキトカゲの特徴と寿命

  • 学名:Chlamydosaurus kingii
  • 分類:アガマ科
  • 全長:約60〜90cm(尾が体長の2/3を占める)
  • 寿命:飼育下で約10年、野生下で7〜10年程度
  • 食性:主に昆虫(アリ・シロアリ・セミなど)を捕食

体色は褐色から暗色が多く、地域によって異なるバリエーションを持ちます。

幼体の頃は小さな襟しかありませんが、成長とともに発達していきます。

エリマキトカゲの飼育方法と注意点

日本でも流通していますが、やや飼育難易度は高めです。

  • ケージ:90〜120cm以上の高さがある水槽や木製ケージが理想
  • 温度:25〜30℃、ホットスポットは35℃程度
  • 湿度管理:ヤシガラ土などを使い、1日1回霧吹き
  • 紫外線照明:UVBライトが必要
  • エサ:コオロギ・ミルワーム・ピンクマウスなど
  • 注意点:低温・水切れに弱く、特に幼体は要注意

また、えりまきを広げた姿は飼育下ではあまり見られないこともあり、観賞目的だけで飼うには不向きかもしれません。

エリマキトカゲは日本の野生にいるの?

日本国内に野生のエリマキトカゲは存在しません

一時期ペットとして人気が出た影響で、「逃げ出した個体が野生化している」という噂もありますが、確かな記録はなく、定着している例もありません。

まとめ:個性的で魅力的なエリマキトカゲの生態

  • 生息地はオーストラリア北部とニューギニア南部
  • 毒は持っておらず、威嚇と逃走で身を守る
  • エリマキは威嚇や体温調整に活用
  • 飼育は可能だがやや上級者向け
  • 日本には野生個体はいない

走る姿が印象的なエリマキトカゲは、そのユニークな見た目と行動で多くの人を惹きつける存在です。

ペットとして迎えるには準備と知識が必要ですが、自然の中でその姿を見られる機会があれば、ぜひ観察してみたい生き物の一つですね。

ヤリョ
爬虫類・両生類が大好き!
グリーンイグアナ・ウォータードラゴン・サバンナモニター・フトアゴヒゲトカゲ・ギリシャリクガメ・クランウェルツノガエルなどを飼育しています。
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